ごめん、ゴン太、約束守れそうにないよ。

僕、ほつとかれたんや。

家に着き、ドアを開けると、妻は、少年が一緒にいるのがすく分かり「お帰りなさい、寒かったでしょ」と言って、少年を手招きをした。

その後ろから、双子の娘が、「おかえりー」と、言ってちょこちょこ歩いて来た。

その後ろには、我が家の子猫が二匹「知らない人が来たぞ」と少し警戒しながら、覗いていた。

「この猫たちは、我が家のニャンコ、君の会いた猫は、感染症対策で、一応我が家のニャンコとは、離して2階で生活しているんから、安心して。

早く猫に会いたいんだよね」と、僕が言うと、少年は優しい目をしてうなづいたので、すぐに2階に向かった。