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トントントンと、2階に上がって行き、襖を開けると、少年が会いたかった猫が、窓辺にいた。
少年は、一瞬「あれ?」と言う雰囲気になったが、窓から飛び降りた猫を見ると畳に座った。
そして、猫も少年を思い出したのか、少年に駆け寄り、猫は少年の顔を舐めた。
少年は、「くすぐったいよ」と言いながら、猫を抱きしめた。
「白くてびっくりしたでしょ。
公園ではグレーだったけど、洗ってあげたら、こんなに綺麗な白い猫だったんだ。
猫も君に会えて嬉しいみたいだね」と、僕は言った。
少年は笑顔で頷いた。
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