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少年がホットカルピスを飲んでいる時、妻が
「ねえ、本当にこの猫飼いたいの」と、聞くと少年はうなづいた。
「じゃあ、おじいちゃん、おばあちゃんに相談してごらん。
勇気がいるかも知れないけど」と言った。
少年は、下を向きながらうなづいた。
猫が昼寝を始めると少年は、丁寧に挨拶をし、おじいちゃんとおばあちゃんと相談して、明日また来ると言った。
少年を家族みんなで見送った。
娘は、私を見上げて「明日も、お兄ちゃん来る」と言った。
「ああ、来るよ」と、言うと、娘たちは「やった!」と言って、飛び跳ねた。
少年は、何度も何度も後ろを振り、おじぎをして帰って行った。
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