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高校卒業後、僕は、念願の家の前を走る
赤い電車の会社に就職することが出来
数年後、念願の運転手になることが出来た。
ゴン太はもう、20歳を越える
ご長寿ニャンコになっていた。
もう脚力も落ちて窓辺に行くことも
ほとんどなくなっていた。
僕が初めて電車を運転する日
きっと窓辺には、ゴン太はいないだろうなと
思っていた。
カーブを曲がりながら、
正面に我が家が見えた時
窓辺に、ゴン太がいるのがはっきり見えた。
僕は、「ファン」と、警笛を鳴らした。
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