ごめん、ゴン太、約束守れそうにないよ。

7/11

8人が本棚に入れています
本棚に追加
/26ページ
それから、僕が電車を運転する日は 窓辺に、必ず、ゴン太がいて、 僕の運転を見守ってくれた。 夜も、ゴン太の目が電車のヘッドライトに 反射して、輝いて見えた。 このことをお父さんに話すと 父は、ゴン太は、不思議と僕の運転する 電車が家の前を通過する時刻が分かるようで その時刻が近づくと 一生懸命窓辺まで登って 黙って、僕の運転する電車を 見守っていると言った。
/26ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8人が本棚に入れています
本棚に追加