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たいした知識も増えず、使える資格も取らず、
ただただ過ぎていった学生時代。
そんなヤツがまともな大人になれる訳もなくとうとう田舎に逆戻りのその日、あなたの言葉に救われました。
その時の言葉は、名言集に載せるほどのたいしたものではなかったけれど、
ずっとずっとわたしを救うのです。
あなたがわたしに入り込み、人生をも左右してしまう。
たったいくつかの言葉で、わたしの生き死にまでも決めてしまう。
酷く憎らしい。
あれだけ悩み抜いて決断したことも、あなたのその言葉でわたしの心は揺れ動いてしまうのです。
酷く憎らしい。
結局あなたの言葉が私に染み付いて、わたしは薄まってしまう。
そんな私の心が憎らしいのに、酷く幸せなのです。
end
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