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一億円あれば後一億円、つまりトータル二億円は稼げるものだ。私は片っ端から面接を受けていた。「その羽は何だね?スーツにしても背中の肩の部分に穴を開けてるじゃないか?」私は面接官に指摘を受けていた。まるっきし、社会人としては成り立っていないと言う訳だな…。「大体誰が君に就職を勧めたんだ?うちは確かにゼネコンだが、ハーピーを同僚、部下にするつもりはないよな。」面接官はすべて雄輝だ。雄輝は競馬に一億円突っ込み、ボロ負けしたと言う。私は恨みもなく、雄輝の導く侭に面接を受けていたのだった。「後一億円は稼げます!私はハーピーです!」私は涙ぐみ、剰え雄輝も泣いていた。
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