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路上での腹芸は如何にかリスキーだ。私は写実的に描いた顔の絵に大変満足していた。「空輝!空輝!寒い…腹から冷えて来るのはどうにもこうにもまこっちゃんやで?w」気さくな雄輝を皆に知らしめたい。雄輝はどんな状況でも朗らかに務め上げるんだ。「パァンッ!パァンッ!」銃声が鳴り響いた。「キャーッ!」女性の叫び声。雄輝の方に目をやると、腹を丸出しにして、青褪めていた。「く、空輝…しょ、ショバ代だ…ショバ代は回したのか?これは思い切りが過ぎたな。」雄輝の目線の先にあるのは、頭の弾け飛んだ男の死体…。雄輝は自分の腹芸の対価と私に言うのだった。
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