★初めてのバー☆

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グラスに注がれたカクテルは 鮮やかな黄色で、底がオレンジ色に染まってる。 1口呑んでみると、レモンの爽やかな味が広がり あとから、オレンジの甘味が口一杯に広がった! アタシ 春場 鈴蘭 (はるばすずらん) 「お、美味しい!」 マスターは微笑む。 マスター 「お口当たり、マイルドに仕上げました。 お気に召したようで、良かった…」 アタシは両手をグラスに添える… アタシ 春場 鈴蘭 (はるばすずらん) 「マスター…お話、聞いてくれますか?」 マスターはグラスを洗い終わり 真っ白な布で丁寧に拭いてる。 マスター 「はい、わたしでよければ、なんなりと…」 アタシは苦笑する。 73115a86-9f85-416c-b4b0-54b48a1a66ca アタシ 春場 鈴蘭 (はるばすずらん) 「アタシ、会社でパワハラ受けてたんです 暴言とかひどくて… もう、耐えられなくて… 会社…辞めてきちゃったんです。」 マスターは、小さくうなずく。 マスター 「上司というのは部下を 踏み台にしがちですからね… 上司はいつも偉そうで… 相手の事を考えずに 発言することが多いようですね。 わたしも以前、似たような経験を…」 バーの男性客 「マスター、ちょっと…」 マスターがカウンター席の はじっこに座ってる、男性客に呼ばれて… アタシは正面を向き、目の前の棚に並ぶ いろんな種類のお酒を眺める… あ、マスターが戻ってきた… 新しいカクテルを作ってる。
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