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白は睨みをきかせる刑務官に声を掛ける。
「すみません。 最後にお風呂に入れさせてください。 さっきの人も言ってたでしょ? ドブ臭いって。こんな状態では刑を執行される方にも申し訳無いですし。」
白の声を刑務官は無視しようとするが、白がしつこく呼びかけるので、怪訝そうな咳払いをしながら近づくき、白に顔を近づける。
「お願いします。」
白と刑務官の目が合って、刑務官の表情は先程とは全く違うモノとなる。
「お前の目は何故白い? お前は本当に黒子か?
待てよ…何処かで見た。
…まさかその瞳は…dye様?
dye様が私たちの為に天から再び地上に舞い降りてださったのだ。」
刑務官が上官を呼びに行く。
面倒くさそうに怒りくるっていた上官は白の目を確かめた後、白に手錠を繋ぎ、鉄格子から出した。渋々と。
「待て!荷物は置いて行け!」
白は握っていた絵具をポケットに閉まった。
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