あの子のほっぺが染まったら

1/2
前へ
/2ページ
次へ

あの子のほっぺが染まったら

 トラックに激突し、うっかり死んで異世界転生!はい、ここまではお約束の展開である。  現世に不満がありまくりだった俺、正直かなりウハウハだった。女神様が現れてチートスキルを授けてくれると言ったから尚更に。  俺もこれで晴れて、ラノベで王道のチートスキルで無双する勇者になれるというわけだ!  迷いに迷った末、俺は女神様にこうお願いした。 「女神様、女神様!俺、女の子にモテまくりのスキルが欲しいです!」 「了解しました!その願い、叶えましょう!」 「いよっしゃあああああ!」  これで、現世ではうっかり四十代までDTで終わった俺も報われる!異世界では魔法使いでなくなるというわけだ。  一人で淋しく部屋で慰める生活とはおさらばである! 「待ってろエルフ娘、褐色娘、ネコミミ娘にロリ娘!みんなまとめて俺の嫁にしてやるからなあああ!」
/2ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加