episodeⅠ

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 「まあいい、いずれにしても当たりだな。1200キロ以上も面積があるのに意外にも近い場所に潜伏しているんだな」  デバイスに向かって、部下に「テロ組織の居場所が分かった。向こうには俺と同じスーパーソルジャーがいる可能性がある、ストライク部隊を要請する。直ちに俺の言う場所に向かってくれ」と伝えその事を確認のためもう1回繰り返す。 ネオは90キロほど離れた巨大なビルにそのままバイクに乗って向かい40分ほどで到着し、そのすぐ後にストライクが到着した。  時間が無く、また相手がその気になればいつでも爆破できる状態なのもありしっかりとフォーメーションは組むが相手の出方をうかがう必要は無く、一気に突入した。  すぐにテロ組織がこちらに気づき激しい銃撃戦となった。  「ネオは先に上に行ってて下さい。ここは我々にお任せください」  隊員の1人がそう言う。  分かった、そうひとこと言い、音のする最上階に大跳躍をしてショートカットしていき辿り着く。  組織の幹部とそのリーダーと思われる数人を掌手で吹き飛ばし爆弾のスイッチを確保しようとしたその時、2メートルを超える巨大なスキンヘッドの男が現れた。  「あんたがスーパーソルジャーか。俺のコードネームはナイトソルジャー。あんたの名は?」  男はゆっくりと口を開き「アイアンタイタン!」と叫んだ。  ネオは刀を抜きアイアンタイタンに向けて振ったがガキン!と音が響き斬れない。  今度は男のほうからネオに向けて「フンッ」とでかい拳をぶつけてきた。  刀でガードしたがあまりの怪力に後ろへ吹き飛ばされた。  「なるほど、おまえの能力は体の硬質化か。テラメタルでできた刀でも斬れないほど硬くなれるとはな。力も俺より上のようだ」  「テラメタルでできた武器を持っているのはお前だけじゃない!」とやっと言葉らしい言葉を話し、すぐ横にある巨大なハンマーを手に取り、拳とハンマーでネオを圧倒する。  「あんた、サイラスの部下か?やつは今何処にいる。あんたの他にあと何人スーパーソルジャーがいる?」  ガキン!ガキン!と激しい音が響く。  アイアンタイタンは硬質化した拳で刀を弾き、ハンマーで吹き飛ばす。全宙をし攻撃をかわすが、徐々に後ろへ追い込まれていく。
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