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いつもであればお手伝いさんの堀田さんがいるので、玄関ドアを開けると堀田さんが迎えてくれて夕飯にするか風呂にするかと聞いてくる。それにこの時間なら夕飯の支度をしているはずなので、ダイニングの明かりが消えていることもないはずだった。
ダイニングからリビングの方へ行くとこちらも部屋の明かりがついていなかったので電気をつけた。すると、ソファに浅く腰掛けている堀田さんがいた。明かりをつけることで気がついたのか、こちらを振り向いた。
「あ、坊ちゃん。おかえりなさい」
(続く)
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