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そういった不安を解消するのも俺の役割なのだが、仕事が忙しくてなかなかできていなかった。今日も一緒にいたかったのだが、期限が迫ってきている仕事をどうしてもやらねばならなかったのだ。
だから俺は「大丈夫、誰にも文句は言わせないから」と言ってシートと彼女の背中に腕を入れた。そして服の上からでもわかる華奢なウエストに手をかけて自分の方に引き寄せた。実際にはシートベルトが邪魔をして彼女の体を引き寄せることはできなかったので、俺はもう片方の手で彼女の肩を掴んで彼女の体を正面から自分の方へ向けさせた。そしてうつむいた彼女の顔を押し上げるように下から彼女の唇に自分の唇を重ねた。
(続く)
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