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「無理じゃありませんよ。指で広げますから」
いや、指一本でも無理だろう。
「社長、後生ですから」
それだけは勘弁してくださいと手を合わせて頭を下げる。
「嫌ですよ。君は快楽に弱い子だからすぐに夢中になれますよ」
安心してくださいと液体の入ったボトルのふたを開けた。
「それは」
「潤滑剤です。座薬を入れる時に使う方もいるんですよ」
だから大丈夫です。そう睦月は言うが入れられる方は森村なのだ。
「今は可愛い穴も大きく広がって私のがすっぽりとおさまるようになりますから。ね」
よしよしという感じにおしりを撫で、穴のあたりに冷たい感触が。
「ひどいですぅぅ」
くちゅと音と共に尻の穴の中へと指が入り込む。
「ひぅ、や……」
指が入り込んでいく違和感から逃れるように体を動かすが、睦月が太腿に口づけを落としながら力を抜けと言う。
「ふぅ」
絶対にやめる気はない。睦月はそういうところがある。それなら言われたとおりにするしかなく、気持ちを落ち着かせるように息を吐いて力を抜いた。
「いい子ですね」
指がさらに奥へと入り、ある箇所をかすめた途端、体が小さく跳ねた。
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