もう逢えない・・・

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もう逢えない・・・

部屋に戻っても涙は止まらなかった。 ベッドに入っても眠れない、あれは自分の心が作りだした夢だったのかもしれない。 誰かにすがることも好きになることもずっと目を背けて生きてきた、誰かを愛すれば愛してほしいと願う、愛してくれないと分かれば絶望が待っている・・・・・・だから・・・・・誰にも拘わらないように生きてきたのに。 彼を知ってしまった、好きになってしまった。 この感情は止められない、だからといって彼にもそうあってほしいと願うのは間違っている・・・・・そう自分に言い聞かせた。 もう公園へ行くのは辞めよう・・・・・・きっと彼ももう来ないだろう。 次の日から別の道を通ることにした、公園にはいかないと決めた。 公園に行けばきっと彼を待ってしまう。
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