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俺の子どもの頃の記憶で一番楽しかった時期は、きっとこの頃だと思う。
児童養護施設から父ちゃんに引き取られての1年半は、いつも父ちゃんのトラックに乗ってずっと一緒にいられた。
いつもすごくカッコイイ父ちゃんばかり見ていた。
この後、小学校に入学した俺には、本当に色々な出来事があって。
いつも俺は心も身体も傷だらけになっていた。
でも、どんな時にも父ちゃんはいつも俺の傍にいてくれた。
その大きな暖かい背中で、いつでも俺を護ってくれた。
俺が高校を卒業し、看護師という進路を選んだ時も、父ちゃんは何も言わなかった。
ただ黙って俺のやる事を見ていて、そっと手助けしてくれた。
父ちゃんだけはいつでもどんな時でも、ずっと俺の味方だった。
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