1.マイコール【 烈火の真 】

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 俺の子どもの頃の記憶で一番楽しかった時期は、きっとこの頃だと思う。    児童養護施設から父ちゃんに引き取られての1年半は、いつも父ちゃんのトラックに乗ってずっと一緒にいられた。    いつもすごくカッコイイ父ちゃんばかり見ていた。      この後、小学校に入学した俺には、本当に色々な出来事があって。  いつも俺は心も身体も傷だらけになっていた。    でも、どんな時にも父ちゃんはいつも俺の傍にいてくれた。    その大きな暖かい背中で、いつでも俺を護ってくれた。      俺が高校を卒業し、看護師という進路を選んだ時も、父ちゃんは何も言わなかった。  ただ黙って俺のやる事を見ていて、そっと手助けしてくれた。    父ちゃんだけはいつでもどんな時でも、ずっと俺の味方だった。  
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