2.護られた命

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 遠い町の看護学校を卒業して、ようやく自分の町に帰って来れたその日。    俺は十年もの昔から想い続けていた初恋の幼なじみに、初めて想いを告げ口づける事が出来た。    告白もしないまま十年…  それでも俺を待っていてくれた大好きな静流。    俺はやっと自分で自分の行動に責任を取る事が出来る立場になったと思って、ようやくそのしばらく後に静流を抱く事も出来て…    でも、俺はそこで思いもかけない障害に出くわした。    静流の父親が、俺の事をまだ認めてはくれていなかったのだ。
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