Forever friends 〜私達は永遠に友達〜

第三話『あの人は誰？？』

トコトコトコ👣
「うわっ！虫じゃん！キモッ！」「キャー！蝶だ〜！」「はぁ。騒ぎすぎ。こんなの山とかではよくあることよ。」「まあね。それにしても、あめちゃんは冷静だけどｗ」「まぁ、慣れてるので…！」「ん？一回静かに！！」「ヴゥ…」「何、この声…」「動物かな…？」「待って、なんか近づいて来てない…？？」「ヴゥ…！！」「キャーーー！！！」「逃げろ〜！」「どうするの〜！？」

すると…
ボトッ
「ん？何か落ちてきた？」「なんだこら」「これって…銃！？」「撃てって事！？」「マジか…」「銃…いざ撃つとなると怖い…」「そういえば、誰が撃つの？」「一番、度胸がある人！」
シーン…
「だよね〜！」「下手したら、死ぬかもしれないのに…無理だよ…」「…じゃあ、私やってみる。」「え！？」「本当に言ってる？」「私が行かないと…みんなが死んじゃうし…」「…じゃあ、お願い。」「うん！もし、なんかあったら、後はお願いね！」「う、うん！！」
タッタッタ👣
「あい、速い！」「運動神経いいしね…！」
タッタッタ👣
「撃つ瞬間を見極めないと…死んじゃうから…タイミングを見て…」「今だ！」
バンッ🔫バタッ
「イエーイ！！！！」「あい、ありがと！」「うん！命の恩人だよ！」「私は、ただみんなが死んじゃうのが嫌で…」「私達もあいが死んじゃうのは嫌！」「うん！それじゃあ、先へと進みますか！」

トコトコトコ👣
「ん？なにか、見えてくるよ？」「何々？先に進も！」「さっきの熊？とかじゃないよね？」「大丈夫だって！鳴き声もしないし！」「そうそう！じゃあ、行こ！」
トコトコトコ👣
「ん？これって…洞窟？」「そうっぽいね。」「でも、緑が多くない？」「う〜ん…。少し、先に進んでみよ！」「うん！」
トコトコトコ👣
「ん？明かりが見えてきた？」「もしかして、洞窟じゃなくて、トンネルだったのかな？」「う〜ん…もう少し先に行こ！」「うん！」

トコトコトコ👣
「え…！？食べ物！？」「うわ〜！食べ物とか他にもたくさんある〜！」「待って…ここそれにしても整備されすぎじゃない？」「もしかして、人がいるんじゃ…」
タッタッタ👣
「ほら…足音が聞こえてくるよ…？」
タッタッタ👣
「え…！足音が近づいてくるって…！！」

「お前ら…出てけ！！！」
「いや…でも…」「出ていかないなら…🔪✨」
（ん？あのおばさんどこかで…って今はそんな暇じゃ…！）
「ナイフ！？」「やばい！殺される！早く、逃げよ！！」「うん…！！」

タッタッタ👣
「はぁはぁ。」「みんな、大丈夫？」「うん。私は大丈夫」「はぁ。一応、全員いるね。」「うん。よかった…」「それにしても、あのおばさんなによ！急に出てきたと思ったら、ナイフなんか向けてきて…！」「まぁまぁ。でも、なんなんだろ…？」「でも、人がいたって事よね？じゃあ、無人島じゃなかったって事？」「う〜ん…。もしかしたら、あの人も連れてこられたのかもよ…？」「あ〜！その可能性もあるっちゃあるね」「じゃあ、なんでナイフなんて………！！」

（あ〜！さっきから、あのおばさんの事が離れない…。それも『どこかで見たことがある』という理由で。誰だったっけな〜？う〜ん…）
「ここ〜！」「あ！ごめん！」「あのさ〜！ネット、さわりたくね？」「それな〜！」「最初は親友もいるし、そんな暇にならないでしょ！っとか思ってたけど…暇とかじゃなくて…とにかくネットがみたい！」「ゲームしたい〜！」「推しのYou Tubeみたい〜！」「推しの生放送みたい〜！」「はぁ。でもさ、お店とかもいきたくない？」「確かに〜！服とかも着替えてないし、お風呂だって…」「それな〜！一日ぐらいだったら、いいけどさ…流石に毎日は…」「私がなんかポケットに入ってたティッシュと水でウエットティッシュみたいにするｗ？」「ｗｗｗ」
（あれ？お店…？お店といえば…。あ！！あのおばさんの正体分かった！！絶対にあの人だ…！）

ーー第三話完結ーー第四話へ続くーー