第五話『おばさんの本当の目的』

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第五話『おばさんの本当の目的』

《日記》 『○月△日 死んだはずだったのにこの島に流れ着いた。誰かが助けたみたいだ。なんでなんだよ…!もういっそ、死にたかったのに』 『○月△日 島には案外楽しいものがたくさんあるようだった。でも、なぜか思い出してしまう。なんで?なんで?』 『○月△日 バッグに入っていた🥺ちゃんの写真を見た。なんで入ってるの?思い出しちゃうじゃん。』 『○月△日 もう脱出の準備は整った。ここから出ていく。じゃあね。』 『○月△日 なぜだか、戻ってきてしまった。というか、戻りたくなった。🥺ちゃんに殺されたのに、🥺ちゃんを求めてる私がいるような気がする』 『○月△日 今日はまた元の家に戻った。なぜか、みんなに無視された。そうだ。私は元々生きてなんかなかったんだ。』 『○月△日 今日は知らない町でとある大学生5人組をみた。心がムシャクシャした』 『○月△日 今日はまた元の家に戻った。商売をやった。と言っても他人には見えないので、暇つぶしみたいなものだ。そして、その商品には睡眠薬が入っている。するとあのときの大学生5人組が買ってくれた。私が見えるのだろうか。』 『○月△日 心がムシャクシャした原因がわかった。あいつらのせいだ。あいつらの関係を壊してやる』 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「だって…」「怖…」「あのさ…この『とある大学生5人組』ってもしかしてうちらの事…?」「たぶんね…だってこの△日、たぶん私達が買った時だし…」「じゃあ…私達は睡眠薬でいつもより早く寝て、ここに連れてこられたって事?」「う〜ん…。それじゃあ、起きちゃわない?」「あ!じゃあ、麻酔とかうったのかな?」「あ〜!なるほどね〜!」 私達が日記に夢中になっていると… 「なにしてるんだい?🔪✨」「え…」「やばい…どうしよ…」「あ!武器!」「うん…!」「あ〜!日記見ちゃったか〜!まぁ、これでより関係が崩れてくれるなら、別にいいや!もう、あんま書いてないしw」 「一旦、一旦話させてください」「は?」 「…あの…唐突ですけど…なんであなたは私達に優しくするんですか?関係を壊すって…一体どういうことですか?」 「は?優しい?この日記でわかったと思うけど、私はクソだよw」 「だって、最初のたからばこだってそうだし…それからも熊に襲われそうになったときとか…後、火起こしのときも!あれ、全部あなたじゃないんですか?」「wwバカ?だって、私は親友に殺されたのよ!私が殺しちゃ意味ないじゃない!だから、簡単に言えば…あなた達に殺し合いをしてほしかったのよw」「こ、殺し合い…!?」 「私は親友に殺されたの。だから、あなた達の関係も終わらせたかったの。」「そう…ですか…」「まぁ、こんなとこで白状するつもりはなかったけどね〜!」「…あなたと…その親友さんの間になにがあったんですか?」 「今になったから話すよ。それは…」 ーー第五話完結ーー第六話へ続くーー
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