第六話『おばさんを説得?』

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第六話『おばさんを説得?』

ーーこれはおばさんが子供の頃の話…ーー 「ゆか〜!今日、遊べる?」「はな!?まぁ、遊べるけど…」 当時ぼっちだった私に光をくれた親友『星乃はな』 はなと私は毎日一緒だった。 でも、高校生になると私とはなの関係は段々崩れていった。 「はな…今日は遊べる?」「あ、今日は無理〜!ていうか、ゆかと遊んでる暇ないんだよね〜!ゆかと違って暇人じゃないし。」「そっか…」 最初はこんなものだった。 まだ、この時は少しあたりがきつくなっただけで、大丈夫だった。 でも… 「あのさぁ〜!ジュース買ってきてくんね?」「え…でも…」「あ?口答えする気?小学生の頃、助けてやったんだから、今度はお返しする番だよね??」「あ…ご、ごめんなさい…」 はなは私に命令をするようになった。 私には『助けてもらった』という仮があるから、断れなかった。 そして、その数日後… 「はぁ。もういい加減死んでくんね?」「…」「お前見てると、ムカついてくるんだよ…」「ご、ごめんなさい…」「はぁ。もういいや。」 グサッ🔪🩸 「え…?はな…?」「w」 最後にはなが笑ってるのを見て私は『死んだ』 「ていうことがあったんだ…」「そう…だったんだ…」「だから、あのときの私と同じ苦しみを…!!」「いくら、そういうことがあっても、他人にも同じ事をさせようというのは違うと思います。」「お前らに…お前らに何が分かるんだよ…!!」「…私達に親友がいなくなることの悲しみはわからないけど、親友といるのが楽しいってことはわかりますよ」「だから、他の人に『同じ苦しみ』を味わってもらうより、『あのときの楽しさ』を味わってもらったほうがいいと思います」「あのときの楽しさ…」「はい!もう、死んでしまっている…ということは空から見守れるということです!あのときの楽しさを見守ってましょうよ!」「…そうだな…そうすることにする…」「これにて一件落着ということで、行きましょう!」「・・・」「ん?おばさん…?じゃなくて、ゆかさん…?どうしたんですか?」「って、行かせるもんかね!バーカッ!」 ーー第六話完結ーー第七話へ続くーー
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