授業

2/3
前へ
/8ページ
次へ
(、、、、、、、こいつらやべーーーーー。 おいおいまだ入学して一カ月だぞ。プライド持つの早過ぎだろ! て言うか、なんだっけ、えーぇと、そう三城ってやつが言ってた推薦権ってA組の成績上位者だろ。 ここのクラスDやぞ、勘違いもほど、ほど、ni、いや違うか、 Dだからこその変なプライドか     キモッ    はぁ、疲れた。 て言うかこいつらのことを考えるなんて思考の無駄、めんど過ぎ。本当はインサイドノート出したって言うのも面倒いから寝よ。) 遅尾はトロいのではない興味のないものには極度のめんどくさがり屋なだけなのだ。 遅尾が寝ようと思い突っ伏したその時、チャイムと同時に「おはよぅ!!」と聞こえてきた。 国語の教師兼Dクラス担任、轟 賢治はなぜかいつもこう入ってくる。 それを聞いた遅尾の機嫌が再度悪くなったのは是非も無し。 … 「んじゃあ、始めよう!てことで委員長、号令」 教室が静まる。号令前の静けさは少し不思議なものだ。 「規律、気をつけ、礼」 「「お願いします」」 「着席」 ガラガラとみな席に着いたところで、 「ありがとう、委員長。では、初めに簡単な心理問題を出そっか。(^^)」 といった。 「、、、、、、」 ここらへんで騒がないところは、さすが探偵学校だな。 普通の学校だとうるさくて敵わない。 「では話すよ。 『「何時の電車ですか?」 左手に手袋をした上から指輪をつけている一人の外国人が聞いた。 青年はどこか苦笑した様子で、 「電車?何それ美味しいの?全てが海で囲まれているこの島で電車なんてあると思うの?僕以外の島民なんて『電車』て言うことなんてできないとお思うけど、君は馬鹿なのかもね!!」 「それならなぜ君は知っているのk、」 青年は外国人の言葉を遮り 「今日は一人なんだぁ、、ふふふh」 と嫌な笑い方をした。 「今なんて、、、、、、死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ねしね」と外国人は急に叫び出し、目の前の青年を隠していたナイフでさしころした。』 じゃあ、この文からなぜこの外国人は青年を殺したのか、青年は何者なのか、答えられる者はいる?」 轟はそう言いクラス全体を見渡した。そしてこう付け加えた。 「国語だからね推測でいいんだよ。気軽にしてくれ」 数分経ったのち朝聞いたヒステリックのような声が「あっ」と聞こえると同時に、すぐさま手を挙げる気配が後ろにかんじとれた。 「あら、委員長推理できたのかな。じゃあ、聞かせてもらおうか委員長の推理を。」 そして彼女は自信に満ちた表情で自らの推理を綽々と喋り出した。 「まず、この青年は外国人に不都合な何かを知っていたんだと思います。 出ないとまず殺さないですし、まさか馬鹿にされただけで刺すなんてできるはずがないですよね。 また、青年の『今日は一人なんだぁ』と言うセリフからいつもは、一人ではないそして、それを常に見ていたことになり、調査対象者となるでしょう。そして最初のセリフにある通り僕以外の島民は電車なんて言わない、つまり外国人はこの島のひとではない、住んでいないと言うことになるので、常に見ていた。と言う仮説が不思議に思われます。 そこで私はもう一つ仮説を立ててみました。外国人をどこかの政府の要人とします、そしたら全てとけました。青年は外国人のライバル又は他国から依頼を受けた間者っだったのではないでしょうか?だからこそ外国人も気づいて殺したのです、、、、と私の推理はこんな感じですぅ、、」 皆からおおっと歓声が上がり恥ずかしくなってきたのか最後の方は聴こえるか聞こえないかの声で風船が萎むようにいすに座っていった。
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加