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その 窓辺の花は この部屋の主のように 自己主張していた 真っ赤な 血のような アカ 花の大きさも 人の顔くらいの大きさ じっと みていると 吸い込まれてしまいそうだ じっと観すぎていて 後ろに 彼が近付いてきていたことに 気付かなかった 私が 振り返り 最後に観たのは 彼だったのか アレだったのか 暗闇に歠まれ わからなかった
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