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最後に締めくくりとして、これはある職人さんの名言です。
『学ぶのなんて努力次第で何時でもできる。仕事を通して学ぶことの方が多いし、実際に役に立つ』
これは仕事を通して、私自身も痛感したことです。
無論、義務教育は最低限の教養として必要ですが、学校で学んだことよりも社会に出て、実際に業界で働くことで体感したことの方が鮮烈に身につきました。
そして、そう言った経験は自分自身の力として失われることはありません。
今日、技術の発達が進み、各種職人や技術者の必要性は軽視される傾向にあるように思います。
しかし、より安くより安定を求めるあまり、誇るべき技能技術が必要とされず、時には時代遅れと馬鹿にされ、廃れて失われていることに危機感を感じずにはいられません。
技術大国と言われた日本。
そう呼ばれたのが過去となりつつある現在を、一業界の一人の職人として酷く憂いて止みません。
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