不穏なおと

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不穏なおと

「あっ君♡ありがとう♡」 「 美咲の為ならこれくらい何ともなくね?」 「  うふふ ありがとう♡       」 「  寂しい思いさせてごめんな?    」 「 アタシ 今、幸せだから 平気♡   」 僕は5泊6日の仕事&旅行に来た。恋人と♡♡ 妻には出張と話をして、 彼女と来ている♡ 彼女との束の間のイチャラブな旅は実に幸せだ。 仕事を終えて残りの2日間は自由な時間になる。 その逢瀬。。。 ホテルに着いて 彼女と共に風呂に入り、 彼女とずーっと 部屋でイチャラブ♡♡ 携帯は、会社用のヤツだけ電源をオン 家庭用のヤツは適宜。。。殆どオフ 久しぶりの彼女とのデートなんだ。。 集中したいよね? OFF TIMEは2日間。その間。 僕等はデート中ずーっと恋人繋ぎ。。 学生時代のように、兎に角 彼女の肌を感じて。 都合の良い幸せTIMEはやがて終わる。 彼女が暮らすマンションへ到着。 「明日からまた会社で宜しくお願い致します」     涙目でこっちの 顔を見つめてくる。。     グッとキタ   σ(゚∀゚ )オレ 「 泣くなよ?             」 眼から雫は落とさずに頑張って堪らえながらはなす。。女が云う 「 泣いてません。明日になれば会えるから。」 彼女は僕の大切な秘書。 彼女を家まで送り、後ろ髪を引かれる気持ちを振り切って、妻や子のまつ我が家へ向う。 妻が割と好きな地元の漬物と子供にはお菓子を 土産に、 完璧を装う。 家族想いなσ(゚∀゚ )オレ 全ては恋人の提案で。。 僕は、創業十年を迎えた通販会社のトップ 業績は有り難い事に右肩あがりなラッキー社長。 都内に戸建てを建てた。庭もある。。 外車を駐車スペースに入れて、我が家の玄関ドア を開けた。 リビングに向う。 その前に 一呼吸。 今から、僕は、この我が家の父となり夫の役割りを果たさないとならない。 その覚悟をきめて リビングのドアを開けた。 「  ただいま。     」 何時もなら 子供達のはしゃぎ声と妻の 「  おかえりなさい   」 当たり前だった様子が、、、、  無いよ??        あれ?? リビングにはセンターテーブルが配置。 そこには、、、 びっくり(・・;)したんだ!! 緑の縁取りしてある 一枚の紙 一本の万年筆、、、重石代わりに。。。 渡瀬花  城崎花  自分の必要な箇所に綺麗な字で記載されていた。 びっくり(・・;)したんだ。。。 そして、その時に 僕は 先ず 2階へ上がる 妻のクローゼット 何もない 子供部屋に向かった  何もない         マジかあ。。。。 再び 僕は リビングへ。。 家具、電化製品 全て あるがままに配置。。 だけど、、、 リビングには 家族、親戚、友人達が写っている写真立て。。これはあった。。。 ただ、、、、、、、 妻の顔は黒マジックで塗りつぶされていた。 全ての写真に 妻だけ、、、 全て 真っ黒に。 こ  こえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ ただ、、、更にびっくりした事は、、、 息子が画用紙に描いた家族の絵 これが丸めてゴミ箱に捨てられていた。。こと。。 食器も 何もかもそのまま、なのに。。。 この家の全ての物は 俺の以外は 写真しかなかった。。       ただ事じゃない!!       やばくネ?!  σ(゚∀゚ )オレ
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