7 続・転生ビギナーのヒロインちゃん

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7 続・転生ビギナーのヒロインちゃん

 まあまあテンプレな感じで時は過ぎ、王立貴族学園で蝶よ花よとチヤホヤされて過ごした約3年間だったが、決定的なは許さずにを駆使してあらゆる爵位の貴族子息を手玉に取りつつ、の第2王子、フレデリックに取り入ろうとしていた時にプルメリアは気が付いた。  『あれ? この人喋らないじゃん?』  そう、今迄のイケメン子息達はイイ感じのエロボイスを披露してくれる方々だった。  まあはっきり言って社交(性交)そのものは上手いんだか下手なんだかは前世も今生も経験が無かったためよく分からなかったが、処女でないと王族とは結婚できないのは彼女も流石に知っていた。  その為彼らにいい声で鳴いてもらう為に色々と考え前世のネットでの知識を総動員し精一杯努力もした結果、騎乗位の素股も口でのご奉仕も、どうしてもとせがまれて第3(?)ホールを開放するのも厭わずをしてイケメン達を攻略をしてきた彼女にとって、これは想定外であった。  因みに攻略対象者は全員美形で、声も彼女のお望み通り生前のゲーム内通りのイケボだったためプルメリアはほぼ満足していたが、中には婚約者に聖女との仲が疑われて婚約破棄に至った者も居たようだが決定的瞬間を見られたり、証拠を握られたりすることは何故か無かったのは、ゲーム強制力の為せる技だったのかも知れない。  まあ、言わずもがなそのせいで彼女が『やっぱ、この世界は私のためにあるのよ!』と、益々調子に乗ってしまったのは仕方がないだろう。  女として彼女を崇める頭と股の緩い貴族子息達はそのまま懇意にしっぽり仲良く過ごし、彼女だけではなく教会への寄付もたんまり支払ってくれる上客となり、そんなコトになっていようとは夢にも思っていない教会側は聖女の威光が御布施を増やすのだろうと考えて単純に喜んでいた・・・   世も末である。
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