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老害になりやすい性格とは?
「老害」という言葉はキツイ。
私自身、このエッセイでこの言葉を何度も使っているが、自分がその老害になってしまっては意味がない。
人間、誰しも歳を重ねる。
若いときに年上を批判していた人たちが、いざ、自分が上司になると批判される側になってしまっていた、というのもありがちだ。
しかし、年長者が必ずしも老害になるわけではない。
素晴らしい年長者もまた、たくさんいる。
では、老害になるならないの境目は、いったいどこにあるのか。
それは2つあると言われている。
1つ目、開放性のある考え方ができるかどうか。
新しいものに対して興味を持ったり理解を示したりすることができるかどうか。
新しいものが嫌い、新しいやり方、楽なやり方は否定するという性格の人は、将来的に老害になる可能性が高くなる。
2つ目、自分を変えようとする姿勢があるかどうか。
私の考え方は一貫している、ブレていない、などと言う人は、筋が通っているように見えて、実はただの老害候補。
時代に合わせて、情勢に合わせて、自分の考え方や行動を柔軟に変えることができる人は老害になりにくい。
一方、自分自身の思想や信条、そして行動様式に一貫性や伝統性をもっている人は、老害になりやすい。
プライドや、過去の成功への自信が強い人ほど、自分を変えたがらない。
そして、老害になってしまう。
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