思い入れは合理性を排除する

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思い入れは合理性を排除する

組織にとっていらないと思えるものでも、思い入れがあるものはなかなか捨てることができない。 例えば、とても苦労して作り上げたもの、成功の喜びが大きかったもの、それらが現状には合わないものになってきたとしても、思い入れがあるとなかなか捨てることができなくなる。 思い入れと合理性とは相反する。 思い入れにとらわれずに、現状に合わないものを排除できるようになるためには、上司は例えば次のように自分を想像してみるとよい。 自分は外部から来た人間だ、と。 もし、組織にしがらみのない人間であれば、思い入れがないので合理的な判断ができる。 自分はよそから入ってきた人、そういう想定で考えてみることが、合理的な意思決定に役立ちそうである。
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