現実はラブコメ漫画の様にはいかない

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昼休み。 クラスメイトの川村さんが屋上に向かうのを目撃した僕は何故か後を付けてみることにした。 屋上には川西さんと僕を除いて誰もいなかった。 「あれ、委員長。どうしたの」 「空が綺麗だから、屋上でご飯を食べようと思って」 「そう」 「ところで、川西さんはどうしてここに?」 川西さんはすぐには答えず、顔を赤らめながら、少しずつ話し出した。 「そ、そんなの」 「うん?」 「い、委員長」 「え?」 これは世間で言う所の告白か? 「い、委員長の顔を見たら笑いが止まらなくなるからよ。い、今だって、ひ、必死に。くくく、あははは」 この世に存在する鏡。砕け散れ。
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