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星を護る者
「なにしてるのグレイ」
「はいはい、今行きますよホワイ」
「またアレじゃないかな?下にいるファンに手でも降ってたんじゃないかな?見られたらヤバイ」
「おいブルー俺がそんなに暇人に見えるか?」
「暇人には見えないけど変人には見えるわね」
「おいおいチェリーまで、これでも隊長だぜ俺?名前からして一番有名なんだからなぁ」
「はいはい、無駄口はそこまでよ、今日は普段より多いから」
「よーし、今日は隊長より多く落とすわ!」
「やばいよ!新人のチェリーに抜かされたら隊長交代だね」
「いいぜ!もしも抜けたらな!」
「約束したよ!」
「どうして、みんな血の気が多いのかしらね、この仕事に付く人って」
「ヤバイよね」
「隊長お先に」
「おい!ズルいぞフライング」
「フライングは我々の代名詞じゃない?」
「ははは、ちがいない」
その夜は流星が多く見られた。
流星は隕石が大気圏で燃え尽きる時に見える自然現象である。
しかし、燃え尽きないほどの大きな隕石が無数にやってきている事に気づく者は居なかった、なぜなら彼らのような星を護る者が流星になる前に全て落としてしまうからだ。
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