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僕はジャンバーを羽織ったまま、賞味期限の切れたハンバーグ弁当を貪る。レンジがないため温めずに食べると身体が少し冷えるが節約のために暖房はつけていない。
朝飯を済ませるとカルキの臭いのする水道水を蛇口に口を近づけ直接喉に流し込む。貧乏な僕には水を買う人の感覚がわからない。味の違いがあるとはいえ、飲めない物ではないのだから飲めばいいと思う。
カビの生えた風呂場で極力水圧を弱くしたシャワーを浴びると、頭がスッキリとする。だけど、風呂から上がると薄い壁が軋む音になんだか顔をしかめたくなった。
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