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12/17(木)
体験談Ⅱ 猫
とても良い話で思わず感動した。
嘉吉山は、霊は恐いイメージがあるけれど実際はそんなことはないと言っていた。夢の中で死んだ祖父母と握手を交わしたエピソードは僕の中の不安を煽る。
そんなの、ただの夢に過ぎない。しかし彼女は願望が見せているのか。霊魂が夢の中に入り込むのか。その二択を口にした。
「あなたが、会いたいと願えばいつか会える」
その言葉がバイト中も頭から離れなかった。
そういえばバイト先で、誰もいないのに自動ドアが開いた。これは不思議なことではない。店長もセンサーが壊れていると言っていた。
だけど、人が通ると殆どはしっかりと反応するセンサーが本当に壊れているのかそちらも信憑性はないように思う。
体験談を聞いていたら何だか自分で確かめられないことを、どう意味付けすればいいのかわからなくなってきた。
僕の考えとは違う説もありえるのかもしれない。そう考えている自分もいる。
幽霊は信じてはいないけど、今はいないとも言い切れない。曖昧な状態だ。
もし幽霊がいたとして、実際あの人に会いたいか。会いたくないか。恐れてはダメだと言われても、あの人に会うのはやっぱり怖い。
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