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外は曇り。
雨の降らない中、11時から葬儀を執り行うことができました。
母が若かったのもあるでしょうが、本当にたくさんの参列者の方々が来て下さり、とても賑やかな葬儀になりました。
明るいのが大好きだった母。
きっとたくさんの方が来てくださって、とても喜んでいたと思います。
私はというと葬儀の間中、メソメソモードのスイッチが入ってしまい、ずっと泣いていました。
みんなが棺の中の母に花を手向けてくださったとき、それがピークに達してしまって……私、母の棺の横で泣き崩れてしまいました。
何だか花に囲まれた母を見ていたら、母の旅立ちを実感してしまったんです。
これから母、火葬場に行って焼かれてしまうから……母の身体には二度と触れることができなくなるんだなぁ、と思ってしまったんです。
母さん、もう投げキスもしてくれないし、冗談も言ってくれないんだなぁ、って。
それが凄く辛かった。
火葬場に運んで窯に入って行く母を見送る時より、私には花に囲まれた母を見たときのショックのほうが強かったのを覚えています。
火葬場までは遺影を持って移動する役目を任されていたんですが、涙でぐしゃぐしゃで本当に情けない状態だったと思います。
その時の私はまた、誰とも口をききたくない状態になってしまっていて…母の遺影に話しかけて下さるたくさんの人に満足な受け答えを出来ないまま通り過ぎてしまいました。
今思うと母の娘としてちゃんと役目を果たせなかった自分に少し後悔です……。
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