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隠し撮り
そう言えば主治医からは母に余命の話とか一切なかったんです。
※後にも書きますが、家族である私たちにも、6月に入ってから。
「お母様は今月末まで持たないと思います」と言われたのが余命宣告らしいことを主治医から言われた初めての言葉でした。←せめてもう少し時間が残っている時に言ってくれないと、タイムリミットまで20日を切ってそんなことを言われても、母に言えるわけないじゃない!って思ったのを覚えています。
だからこちらもそう言うのを匂わせるのは何となくタブーでしたし、母がいなくなってしまうかも知れない、と不安に思っていたことは絶対に悟られないようにしなきゃ!と頑張っていました。
こちらがそう言う気遣いをしたせいかも知れないです。
母は自分の人生の幕引きに関する支度を一切出来ないままに旅立ちました。
果たしてそれをさせてあげられなかったことは、母に心残りを増やさなかっただろうかと、今でもモヤモヤと考えてしまうことのひとつだったりします。
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