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セカンドオピニオンと腹水と限界
2008年5月28日
膵臓癌の権威のドクターがいらっしゃるという、隣県のとある総合病院に電話をかけてみました。
電話にもかかわらず、受診のための手順や現在入院出来るまでの待ち時間など、色々丁寧に説明して下さいました。
とりあえず早急に現在の主治医と話をして、セカンドオピニオンを受診してみる方向で動きたいと思っています。
そんな日。
母、主治医から腹水が少し溜まってきていると言われたそうです。
医学的知識がそんなになくても、それが良い徴候ではないのは分かります。
癌で亡くなった幾名かの親戚たちが皆、亡くなる少し前になると「腹水が溜まってきてね、お腹が張って苦しいんだ」と話していたのを覚えていたので、どうしてもそれが頭に浮かんでしまって。
――腹水が溜まるとダメ。
今までにあちこちで耳にしてきた(かつてはどこか他人事だった)誰かの言葉が、実感を伴って嫌な記憶として蘇ってきたのを覚えています。
誰も口には出しませんでしたが、きっとみんな同じことを思っていたんじゃないかな?とも。(それはきっと、母自身でさえも例外ではなかったはずなんです)
でもみんな、表面では何も気にしていないみたいにいつも通り過ごしていました。
悲観してばかりいても何も事態は好転しないので、今出来ることを精一杯頑張ろうと思っていたのも事実です。
セカンドオピニオン探しも、そんな気持ちの表れでした。
だって母はまだ私たち家族のそばで、ちゃんと生きて笑っていてくれましたし、病気に必ず打ち克つ!という気概で頑張ってくれていましたから。
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