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ちなみにこの日の母。
腹水の量が前の日より増えたみたいでお腹が膨らんでしまいました。
そしてそのせいか微熱が出たようで、夕方病院に行ってみると氷枕をあてて寝そべっていました。
看護師さんに「どうにかなりませんか?」と伺ったところ、「A先生(主治医)が戻られたら聞いてみます」とのこと。
戻られたら…って言われたのですが、実はこの時A先生は学会のため月末まで戻らないと知っていたので、そう問いかけたらアッサリ「はい」と言われてしまい。
ちょっと待って? 月末までこの状態で置いておくつもり?とソワソワ。
私には医学的知識がないのでよく分かりませんが、辛そうな母を見て、家族としては「そんな可哀想なことがあるか!」と思ってしまって。
思わず食い下がるみたいに「そんなにこの状態で放置しておいて大丈夫なんですか?」と再度問いかけたら「私(看護師さん)では判断ができませんので当直の先生に聞いてみます」と。
最初からそう言ってくださっていたら、こちらもこんなに不安にはならなかったんだけどな。
何だかこの病院、一事が万事そんな感じで。
主治医がいないときが本当に不安なんです。
患者はモノではありません。心の通った生身の人間です。
腹水が溜まること、それで微熱が出ること。
医療従事者の皆様には(割と日常的に見られる?ことで)、大したことではないのかもしれません。
でもね、患者やその家族にとっては一大事なのです。
どうかそういう気持ちを察して頂きたいし、(慣れで忘れたりしないで)ずっと持ち続けて頂きたいなと思いました。
こういう感覚の差がきっと、医療関係者と患者との間に溝を生むこともあると思うので。
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