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手術は成功していると信じている母。
胃と小腸が繋がれていて…手術前は吐いてた身体が、ちゃんとご飯を受け付けてくれるようになっている、と思っているのです。
まさか食べたものが、胃に取り付けられたチューブから消化されることなくただただ体外に排出されるなんて思ってもいないのです。
「うん、そうね。沢山食べなきゃね」って答えながら胸が締め付けられる思いでした。
お腹に直接撒いた抗がん剤が効いて癌が小さくなったなら――押さえつけられて狭まっている消化経路が復活する可能性も0ではないそうです。
願わくはそうなってくれますように!
神様、少しぐらい母さんに優しくして下さい!
そんな風に願わずにはいられませんでした。
そしてそれはこのあと少しだけ叶えられるのです。
亡くなる直前に人は信じられないくらい回復する時期があるんだそうです。
その時間を「神様からのギフト」と呼ぶのだとお友達から教えてもらいました。
神様はうちの母にもちゃんと、ギフトをくれたのです。
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