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続・見た目
これは私がアラサーという微妙なお年頃だった時の話である。
私がレジを打っていると、一人のお孫さんらしき子供を二人連れたお客様がやってきた。並ばずに、少し離れた所で立っている。
どうやらお客様は私のレジと隣のレジのどちらが早く開くか待っているようだった。
私のレジが早く終わった。お客様は言った。「ほら、おばちゃんの方に並びな!」
するとどうだろう。二人の子供は、迷うことなく、私の方に駆け寄って来たのである!
ちなみに隣のレジを打っていた人は、私よりふたつほど年上であった。
しかし、私はプロである。この仕事に誇りを持っている。
何食わぬ顔でレジを打ちながら、心の中では号泣をしていた。
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