ソーメンとベーコン⑯

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ソーメンとベーコン⑯

「さて・・・あの料理店「イマーウ」は具体的にどうするのじゃ?」 「あの店はホンジとヤマカが共同オーナーでした。店長と副店長はベーコン殿とソーメン殿に任せますがオーナーはザーコン殿にお願いします」 「わ、吾輩が⁉領事館の仕事もあるのに・・・」 「大変ですがお願いします」 「う、うむ。で、どうすれば?」 「オウ・リョウに今まで通り金箔の裏取引がしたいと持ち掛けて呼び出して下さい、連絡手段は既にホンジから聞いております」 「わ、分かった、し、しかし、また暗殺者がやって来るのではないか・・・?い、いや!怖いとかではないぞ!!吾輩には天下無双の槍があるからな」 「ほう、そうですか。私とポリスン殿で護衛に入るつもりでしたが、それならばザーコン殿の天下無双の槍にお任せして私は別の・・・」 「まままま待て!しかし、以前負傷した親指がそろそろ痛みそうなのじゃ、え、援護が少しだけ必要なのじゃ」 「分かりました。ではポリスン殿にお願いしておきます」 「お、お主は?」 「必要ですか?」 「みなまで言わすでない!!」
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