幸せのはじまり

4/4
前へ
/16ページ
次へ
よ  るも更けてきてそろそろお店を後にする時間がやってきた。 ろ  うそくの日もわずかになったところで、私は彼にある提案をした。 こ  の店を店主が続けたいなら、私がその手助けをしたいと。 び  っくりした彼だが、私の夢がお店を開くことだと思い出してくれた。 ま  ずは店主の気持ちを聞いてみたが、思いのほか喜んでくれた。 し  ろい雪がカラフルなイルミネーションに染まるのが窓の外に見える。 た  くさんの幸せへの期待で、雪色な心のキャンバスも染まりはじめた。
/16ページ

最初のコメントを投稿しよう!

20人が本棚に入れています
本棚に追加