1. ハラペーニョパウダーが消えた朝

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1. ハラペーニョパウダーが消えた朝

簪を眺むる人の美しき目と替わらんと瞬く我が眼 シトラスのシーシャの煙吐き出して酸欠になる脳は孤独だ 骨になる日が近づいて来たような面持ちで君はコーヒー啜る 蓮根の穴には孤独が詰まってるような気がするから早く食べよう 綺麗だと君は綺麗だと言うだけの歌が嫌いな私の飼い猫 鮮やかなソーダ割へと手を伸ばすいつか逝く君と逝きたい僕は 通り雨嫌わぬうちに風鈴を吊しておきます夢の香りの 地球儀の半分ずつを抱きしめてさよならを言う君は赤道
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