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と、ガシャン!という不快な音が聞こえ辺りが騒がしくなる。
なんだ?と騒ぎのする方え行ってみる。
「なんかの揉め事かな」と貴志は冷静に言う。
その場所に着くとこの偏差値の高い高校には相応しくない、制服を着崩し正確の悪そうないかにも不良といった格好をした体格の良い男子生徒が怒鳴り散らしている。
「見たところ3年生みたいだけど、この学校でも不良っているんだな」と貴志は冷静に言う。
「え、こえーじゃん。目つけられないようにあっち行こうぜ」と景は不安そうな表情をしてその場から離れようと提案する。
「こういった部活動の勧誘の場で人が多く集まっていて、あれだけ怒鳴り散らしているので野次馬も多いいですし、ぼく達だけに目を付けられる事は確率的にそんなに高くはないと思うので心配する必要は無いと思いますよ」冷は落ち着いた表情で冷静にそう言う。
騒いでいる張本人の3年生と思しき不良は大声を発しながら椅子やテーブルを蹴飛ばし暴れる。
「俺の許可なくここで部活動の勧誘をしているのが気に食わねえんだよ!!」
「ちゃんと先生方の許可はとった。君に許可を取る必要は無いはずだっ…」と上級生が怯えながらも反論する。
「あぁっ!教師なんかより俺の方がこの学校では偉いんだよっ!教師に許可を取ったからと言って俺の許可を取らなければここで勧誘しちゃいけねえんだよ!」と倒れているテーブルを蹴飛ばす。
「滅茶苦茶だな…。もう何人か呼びに行っているとは思うけど意外とこういう騒ぎの場では皆気がまわらない事があるし念のため俺らも先生を呼んでこよう」と俺は皆に提案し、先生を呼びに行こうとする。
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