星の下で君の名を

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「じゃあ、僕も……」  続く沈黙。  チラリ、チラリ。  催促するように蓮の視線が泳いだ。 「僕も、れんって呼び、ましょう、か」 「ぜ、ぜひ」  ここに来て急に照れてしまったか。  顔を見合わせてぎこちない笑みをかわす。  きっといつか、滑らかに名を呼びあえる日が来るのだろう──少し未来の話だとしても。  見上げれば満天の星。  きらりと輝いて二人を照らしていた。  祝福するかのように。 ここは花咲く『日本史BL検定対策講座』・完
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