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翌日にはみんな目を覚ました。
けど、馬車が落ちてきた理由はわからないようだ
銀髪紫眼なのがルースウィークで、橙髪の短い髪で緑眼がライで、灰髪スカイグレーの瞳がレイスに、長い黒髪を白いリボンで結いているのがアーノルドだ
お父様は貴族の子供として失踪届がないか確認しているらしいが、今のところ当てはまるものがないらしい
一応客室でお客様扱い状態だ
そして、最初の頃は全く話しかけられなかったが今では全員仲良しだ
最近流行ってるのは魔術を使った鬼ごっこ。
私は別に覚醒していなくても光魔法が使えた。
なのでーーー
光魔法の結界を使って結界が破れたら負けなのだ
「ルチア〜！」と叫びながらライが狙ってきた
ライは叫んでくれるお陰で簡単に交わせるのだ
「あ〜！クソ〜と見せかけて！」そう言って魔法を撃ってきた
私はイナバウアーをし交わしてみせる
(かめか〇波みたいな攻撃の仕方だな…)と思うのは内緒だ。まぁ、言っても伝わらないだろうが。
ライの攻撃はとても読みやすい。脳筋な戦いが多いのだ
将軍の子供と言われても納得できる感じだ
一番読みにくいのはルースウィークだ。
味方のフリをして平然と近寄ってくるから。
鑑定眼を持ってなきゃわからないのだ
この前だって、
「あ！ルチア、一緒に逃げましょ！」とクロエのフリをして近寄ってきた
近寄るとバンっと魔法を撃ってきて
「はい、ルチア次、鬼ね。」と変身を解いて言ってくる
性格が悪い。腹黒王子って感じだ
次に鬼がうまいのはレイス
戦略を使って攻撃したりしてくる
この前なんか前世でいう化学を使ってきたのだ。二属性を同時に使い、青い炎に水をぶち込む。
そうすると水蒸気爆破が起きるのだ。その衝撃で結界が壊れたり、水蒸気で周りが見えなくなり敵に気付けなくなる
「はい、ルチア、タッチ。」と満面の笑みを浮かべてくる
「レイス…酷くない！？」
宰相の息子と言われても納得できる
アーノルドも結構大変だ。
闇属性を持っているから光と正反対で相性が悪いから他の魔法と比べて簡単に壊されてしまう
「……ルチア、次鬼ね。」
「アーノルド！？どこからっ！？」
それに影を伝って出てくるから簡単に捕まってしまう
ちなみにクロエは一度も鬼になっていない。ジャンケンで全て勝つし、隠れるのがうますぎて見つけられない
「はぁ〜疲れた〜！！！」と叫び、野原へ倒れ込む
「はい、ルチアお疲れ様。」と言って飲み物を渡させる
氷も入っており、贅沢だ。
「ありがとう、お父様！」とお礼をいう
「ルチア、みんなとはどうだい？」と隣に座り、聞かれる
「みんなと遊ぶの楽しいよ！で、みんなの家族見つかった？」と気になっていたことを聞く
「いいや、見つからないよ…」と苦笑いした
「そっか……」と沈んだ声で返事をした
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