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趣味でやる
最初は趣味でミュージカルができるなんて思ってなかったです。
例えば、こどもミュージカルみたいに、“習い事”としてやるものだったり、あとは文化祭とかで学生たちがやるのはすぐイメージできます。
でも、社会人が趣味で!?ってちょっと驚きじゃないですか?
それが、できるんですよね、趣味で。
素人とか、大人とか、全く関係ないです。
そういう人たちの集まった市民ミュージカルの劇団は、調べると各地にたくさんあります。
そして初心者を歓迎してるところも多いです。
となると、個々の技術も十分ではなかったり、あとは資金も限られてるので大道具や小道具、衣装も全てに高クオリティなものは作れません。
そんな中、じゃあどうやったら観に来たお客さんを感動させられるか…
これがほんと難しいです。
できれば自己満足で終わりたくないし、来てくれた人になにか心に残るものを持って帰ってほしい。
来て良かったと思わせたい。
すごく難しいことではあるんですが、あるものを最大限に利用して、仲間と一緒に考えて、練習して、磨き上げていくっていうのが、趣味としてのミュージカルの醍醐味でもあると思ってます。
実際にうちの劇団も、メンバーは子どもから大人までいますし、職業もバラバラですが、ひとつの目標を持った一つのチームっていう一体感はちゃんとあります。
私はクリエイティブなことは大好きですが、社会人になってからは絵とか小説とか一人で黙々とやるものがずっと多かったので、仲間と何かを創るってのはすごく新鮮ですね。
これは自分一人じゃ絶対に得られない楽しさです。
なんだろう、学生時代を思い出す感じ?
青春って言っても大袈裟じゃないです笑
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