Miyuki

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「ミユキちゃんはしてもらったの?」 「俺もしてもうてないですよ。したけど」  イブキさんとやったのは、何年前やったかな。あの人とセックスするんはカンタンで、なかなか上手いけど、あっさりしてる。一応って感じで前戯はするねんけど。 「明日こそしてもらおかな」  話しながらマサアキさんに跨って、右手をつかんで引っ張る。 「明日?」 「うん。明日タイミングええからうちに連れ込も思てて」 「ちょっとぉ」  マサアキさんは半笑いで俺を咎めるけど、俺は構わずマサアキさんの指をアナルに誘導する。 「やから、今日はウォームアップしに来たんです」  ニコッと笑って正直に伝えると、マサアキさんは顔を顰めた。 「どういうこと」 「そういうことです。今、カレンで賭けやっとるんですよ。参加します?」 「はぁ?」  傍若無人のぶっ飛んだ天才肌で売っとるマサアキさんやけど、実は常識人なとこもあるんよね。 「イブキさん脱がせたもんの勝ち」 「ああー……なるほど」  マサアキさんも心当たりがあるんやろな。そこには納得しとる。
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