8人が本棚に入れています
本棚に追加
話は前後しますが、父の検査結果を待つ間におかあちゃんがしてたのは仕事の始末だけじゃないんですよ。
どうしてもしておかなければならない事がいくつかあったんです。
一つは母の介護保険申請。
認知症の診断は出なかったけど、母はペースメーカーを入れている。そう、認知症じゃなくてペースメーカーで、身障者で申請する事にしたんです。
勿論、母の手前だけですよ。
地域包括支援センターの担当者さんには診断されてはいないが認知症の症状がある事を伝え、取り敢えずペースメーカーで申請すると話しました。
そして父の体調が悪い事も(申請の時点では未だ告知されてなかったので)、娘二人が他県にいる事も。
介護保険申請。馴染みのない方も多いですよね。
ざっくり流れを書くと
申請書類を出す
↓
訪問審査(1次審査)
↓
医師の意見書などによる審査(2次審査)
↓
要介護認定の通知
となります。
で、問題となるのは訪問審査。
母は介護保険申請をする事すら抵抗を示していた。そんな母だけでは何を言い出すか、何をするかわかったもんじゃない。
それに父の口下手はそんじょそこらのモノじゃない。まして母の前で何か認知症に関わる話をしようものなら審査員が帰った後、どんな嵐がおこるやら。
どう考えても無事に済むはずがない。
でもね、捨てる神あれば拾う神ありです。地域包括支援センターの担当者NRさん。今でも足を向けて寝られない。
先ずは母の前で認知症の話はしない。
母の居ない所でおかあちゃんが審査員と話がしたい。
こんなおかあちゃんのわがまま放題な要求に、とても親身に応えてくれました。
審査員の社会福祉協議会の方に連絡を取り、打ち合わせをして、おかあちゃんの都合が良いように取り計らって下さいました。
介護保険申請に困っていらっしゃる方がおられましたら、先ずは受付窓口で相談されて下さい。
一人ひとり事情が違うのが当たり前で、窓口の方は事情の違う多くの方を見ておられます。その対処のし方も心得ておられます。
心配して尻込みするより、当たって砕けろです。きっと道が拓けます。
最初のコメントを投稿しよう!