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大人の人とか目上の人とか有名な人とか面白い人とかカッコいい人とか居るんだろうけど、そんなことより自分のスタンスを改善しないと状況は一転しなさそうだと考えたことがある。ツンとし続けることが楽なのが人に交わっていくのが楽に変わっていく瞬間が来てしまうと思う時がある。特にこれといった理由なく、乱気流に巻き込まれて、行き着く先が良いところか悪いところかなんて巻き込まれている最中は分からない。そしていつの間にか変わってしまってもう容易には戻れない。最悪な毎日だ。
僕が天然水を買っておくのは水分が大切であると思ったから。そしてゴミを捨てないのは外に出るのが億劫だから、そして。最悪な部屋だ。
僕の一寸先にはいくつもの電波がある。ラジオに捕まえられるもの、スマートフォンに捕まるもの誰かを目掛けて飛んでいるものばかり、そしてそこにいつか影響波を受けて、いつの間にか僕は歪み、道筋を間違え、失敗して、失敗した分成功して、上手くいってる気がする方法ばかりを身につけて、間違った鍛錬で理想と大幅にズレた結末にでも満足できるような心構えだけ準備して、何にも残らない月日を潜り、通り過ぎた事を忘れるぐらい今に没頭して取り返せないものは見捨てて、自分の身を固めて出来るだけ動けなくして虚構の城を近辺に作り上げて誰かとそこに住みたいなんて思ってしまうのだろう。
何でもかんでも嫌々をしていたら生きていけないんだぞと嘘を教えられてそんな気がしてしまった僕は少しずつ身のベールを自ら剥がしていって、剥がされていって準備の完璧じゃないままに生身になった僕はそれなりに失敗をして、その事で成長できた気分だけ味わって実際は何も変わってない事を意識しない術を身に付けて、それを身につけることで一生生き続けられると嘯いてまた自分の下の世代を騙していって、人間は退化して僕は単純に老いに負けて、潰れ、なんだか旅行でもなんて思って、旅行して、写真を撮って、大事にしまって、いつのまにか死んで、やっぱり生まれ変わりなんて話なかったんだなってセミになったまま2週間後に自分がセミなのかって気づいて、電信柱にぶつかって死んで、なんだ人間ってなんだってなってそれでやっと字が読めるようになるんだ。
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