2人が本棚に入れています
本棚に追加
僕は高校二年生。気になる女子がいる。と言うか一つの女子のグループの中の一人が僕に好意を持っていると友達づてに聞いた。こんなチャンスはない。彼女いない歴から卒業や。僕は慎重に慎重を重ね、そのグループに話かけてみる。
「あのさ、僕と友達になってくれませんか?」
「えっ?今はそんなつもり無い」
あれ?この子僕に関心あるんじゃなかったの?
好意のある人間に話しかけるってかなり労力使う。緊張、近づくにつれ、高まる鼓動。周りもいる恥ずかしさ。好意が無かったのだろうか?それも違うみたい。
僕に教えてくれた友達は「まだお前を気になっているらしいよ」と伝えてくる。その言葉、信じ切れない。信じ難いだろ。「今はそんなつもり無い」って直接言われてるんだよ、僕。
だが、僕の中に相手への好意が残っている。
もう一回あの子に。次一人でいる時話かけてみよう。
「あっ、山田さん。友達から始めませんか、僕たち」
「うーん。なんか違う」
ガク。どう言う感じなの?そして、友達づてから言われる「まだいけるって」
何が?いけるの?もう二回拒否されてるんだよ。僕は。
最初のコメントを投稿しよう!