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あとがき
2020年と2022年にPixivで投稿した小説を、ちょっとした思い付きからこちらにも投稿(と同時に、Pixivの方の投稿分もだいぶ改訂することになりました)
動機としては、Pixiv以外のサイトで活動されている、気になる作家さんに読んでいただきたいというものですが、それはさておき。
(以下、Pixivのあとがきの若干改訂です)
香港警察にハマった頃から本作のような小説を書きたいと思いつつも、資料と根性と技量が足りないせいで長い事挫折していました。
それでも、その頃はブログを書いて、港警ネタの先輩からもお褒めの言葉もいただいていたので、それで満足してました。
が、その後ネット上で色々悪さを重ねすぎてしまい、先述した先輩からも見捨てられ拒絶され、その先輩からは「お前に香港警察ファンの資格無し」とまで言われるまでに落ちこぼれる有様。
そうでなくても香港警察、最近は民主化デモ関連で色々悪い一面が目立つようになってしまい、こんなご時世に取り上げた所で無駄とも思ってました。
だから、もう二度と港警のことなど取り上げまいと思っていました。
しかし次第に、一度ハマってしまったものと無理やりに縁を断ち切ろうとしたら、自分がダメになってしまうではないかとも思えてきました。
ブログの更新をやめていた時期、ストレスが溜まった結果、職場でストレスを抑えられなくなって辞めたことがあります(ちなみにここの上司にネットでの悩みを相談したことがあるものの、アドバイスが酷すぎて思い出すだけで吐き気がします)
ともかく、そんな感じで色々あって、ほったらかしにしていたこれをもう一度書き始めたのです。
以前は3ページも書けてなかったのですが、2020年の春頃から執筆を再開。
9月頃に一度中断したものの、翌年の夏頃に執筆を再々開。
最終的には、2022年1月、構想から7年越しでの完成、A4紙にして140ページを超えるボリュームとなりました。
ただ残念なことは、この作品を一番読んでほしかった人、先述した港警ネタの先輩などに拒絶され続けているということです。
一生懸命になって書き上げたこの小説を読んでもらって、もう一度昔のようにやり取りを復活させて…と思っていたのですが、声をかける機会など今の自分にはありません。
もしも願いが一つだけ叶うなら、私を拒絶している人たちが、偶然この小説を見つけて、偶然読んでくださることです。
どんな評価になるかは分かりません。むしろ酷い出来かもしれません。
しかし、私はこの小説に自分の持てる力を注いだ。香港警察、香港映画ファンとしての意地をかけて書き上げた。
その事実だけでも知ってほしいと思っています。どうせ、叶わないでしょうけど…。
あとがきでいきなり嫌な話になってしまいましたが、続いては小説の内容について。
コンセプトとしては、「男たちの挽歌」の警察版みたいな作品を目指しました。
ガンアクションに関しては、まぁそこそこそれっぽく表現できたと思っています。
登場人物も、以前の解説にもあった通り、ユンはチョウ・ユンファ、キンはレスリー・チャン、チュは、エミリー・チュウ、という風に、多くはジョン・ウー作品の出演者たちがモデルになっています。
ジョン・ウー作品でエミリー・チュウさんとかテレサ・モウさんとかの女優さんを好きになったので、彼女たちがモデルのヒロインを出したかったのが大きいのですがね。
ジョン・ウー監督の映画における人間ドラマは好きなんですが、女性の扱いがちょっと雑なのが、前々から気になっていました。
特に、「~挽歌」ではキット(レスリー・チャン)とジャッキー(エミリー・チュウ)のシーン(ベッドシーンも含む)が相当カットされていたそうです。
以前も書きましたが、キンとチュの濡れ場を描いたのも、ジョン・ウー作品で見れなかったものを表現してみたいという思いからでした。
まぁ、自分がエロ漫画サイトに入り浸っているのもあったし、不要っちゃ不要だったかもしれないですけどね。
あと、ジョン・ウー風を目指しておきながら、途中で某功夫明星がモデルのキャラが出てきたり、その某功夫明星の友達の作品みたいなドタバタ展開になったりと、作風が錯綜してしまった感もありますね…。
ともあれ、こうして完成した本作を読み直していると、一つの達成感というものが感じられるというか、何とも言えない心境です。
最後に、本作をここまで読んでくださった皆様に申し上げます。
「読んでくださり、ありがとう、多謝、Thank you.」と。
そして我愛香港電影、光復昔日香港警察。
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